もっと知りたい漢方_vol.6


7月2日 半夏生
2017年の7月2日は雑節の半夏生(はんげしょう)です。夏至から数えて11日目とされており、大体7月2日頃でしたが、現在は黄経100˚点を太陽が通過する日が半夏生となっています。半夏生の名前の由来は、植物の半夏生の葉が白くなる頃だからとか、半夏と呼ばれる生薬が生える頃だからなど諸説あります。

生薬の 『半夏』
漢方薬で使われる生薬の半夏は、『カラスビシャク』と言われるサトイモ科の植物の塊茎(イモのところ)を乾燥させたものです。以前お話しした『陳皮』と同様に古い方が良品と言われるので、半夏、陳皮の入った漢方薬の名前が「二陳湯(ニチントウ)と呼ばれたりします(陳とは古いとの意味がある)。効能は、体にたまった『痰湿』を取り除くのが主作用です。痰湿とは体の中にたまった余分な水分の事です。風邪の時に出る痰などもこれに含まれます。また足や顔の浮腫みも痰湿によるものです。

湿度が高いと
痰湿が溜まりやすい

七月頃は梅雨時で、湿度が高いので普段より体の中に痰湿が溜まりやすいシーズンです。食中毒などが起こりやすいのも菌が増殖しやすいからだけでなく、湿に弱い脾(消化機能などを司る臓器の事)が弱るのも原因と考えられます。ちょうどこんな季節に生える植物が季節の体調不良に効果的なんて素敵だと思いませんか?

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監修:奥野 勝彦(薬剤師)