もっと知りたい漢方_vol.9


秋の風景
牛膝(いのこずち)藪虱(やぶじらみ)草虱(くさじらみ)は秋の季語として有名です。秋に草むらに入ると衣服にいっぱいついてなかなか取れない、植物の種なので皆さんも覚えがあるのではないでしょうか?ペットなどが体中にくっつけて帰ってくることも多いかもしれません。野原を駆け巡ったのを表すのに素敵な季語ですね。

牛車腎気丸とは?
牛膝は漢方の世界ではゴシツと呼ばれ根の部分を煎じて使われます。牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)の牛は牛膝の牛です。膝とあるように下半身の血液流や水の巡りを良くするので、膝の痛みなどがある方などによく使われます。また車のところは車前子(しゃぜんし)で車(馬車、牛車)が良く走るあたりによく生えるのでそう呼ばれます。別名はオオバコ、踏まれても壊れにくい維管束を持っているので引っ張り相撲などして遊んだことがある方も多いかも。漢方には身近な植物が多く使われているものです。

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監修:奥野 勝彦(薬剤師)